「ベストレストラン」日本の店がTOP10に入るには 世界1位はスペインの店 日本の店で最高は15位
そこではアジアの1位(セザン)2位(フロリレージュ)と日本のレストランが占め、50軒のなかに東京や大阪、福岡などから9軒がランクインするなど、アジアの中での日本のレストランの存在感を感じさせる結果だったのは記憶に新しい。
それを考えると、今回の「世界のベストレストラン50」最高位が15位というのは少々意外な感があった。
ちなみに、アジア最高位は9位の「ガガン」(タイ・バンコク)。上位10軒は欧州のレストランが半分を占めている。この順位をどのように考えればよいのだろうか。
「アジアのベストレストラン50」も、今回の「世界のベストレストラン50」も、どちらも関係者の投票で選ばれる。アジアなど各地域の投票者と「ワールド」のそれは異なるともいわれ、アジアの順位がそのまま「ワールド」にスライドされるわけではなさそうだ。
「世界のベストレストラン50」の特徴
評価基準は異なるが、世界統一基準でレストランを評価しているといわれるミシュランガイドでは、東京・京都・大阪・奈良の4都市だけで三つ星20軒、二つ星が63軒ある(2024年7月現在、ミシュランガイド公式サイトによる)。これはフランス全土での軒数に迫り、スペインやイタリアのそれを上回る。
これは、こと料理の味の点においては、日本のレストランが世界でも突出したポテンシャルを持っており、そのような店の軒数自体もとても多いことの証左でもあるだろう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら