あなたにも出来る!社労士合格体験記(第38回)--血のつながりはないけれど…

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大学の就職課からは「あなたみたいな世間知らずな人に斡旋できない」とそっぽを向かれてしまいました。それでも、自分で調べて数社の企業訪問をしましたが、「面接の応対がなっていない」と注意を受けるほどの準備不足でした。

2年目の留年必至かと思っていた矢先、高校時代にリスナーとして投稿していた、ラジオたんぱの募集を偶然発見。ラッキーにも、10月後半でも応募に間に合い、なんとか筆記試験をクリア。そして一次面接の担当は、なんと私がかつて投稿していた番組のディレクターで、偶然に偶然が重なり、就職が決まりました。

こんな話が参考になるはずもありませんが、素直な姪は一生懸命聞いてくれ、6月末に志望企業からもめでたく内定が出たのです。

今年も厳しい就職戦線

ところで、今年は東日本大震災の影響もあり、来年度の就職内定が出るのが遅れました。一方、平成23年度の学校基本調査速報では、就職率は61.6%(0.8ポイント上昇)と平成22年度に低下したまま、ほぼ横ばい。「進学も就職もしていない者」(8万7988人)と「一時的な仕事に就いた者」(1万9146人)を合わせると全体の19.4%(0.3ポイント減少)が定職に就いていないという、厳しい結果となっています。

社労士試験でよく問われる、完全失業率(労働力人口に占める完全失業者の割合)は平成22年平均で5.1%と横ばい(平成23年に入り4%後半で推移)でしたが、若年層では悪化しました。年齢階層別では「15~24歳」が最も高く、9.4%(0.3ポイント上昇)、男は10.4%(0.3ポイント上昇)、女は8.0%(0.4ポイント減少)でした。

ちなみに、完全失業者は調査期間中(原則、月末1週間)に仕事を1時間以上しなかった者のうち、就業が可能で、これを希望し、かつ仕事を探す活動や事業を始める準備をしていた者。労働力人口は15歳以上人口のうち就業者と完全失業者を合わせたものと定義されています。

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