一方の2列シート仕様は、最初から広くフラットな荷室空間があるだけでなく、2列目シートがチルトダウンで格納できるため、フラットな荷室を実現することができるのだ。このときの荷室長は2045mmを誇るため、車中泊などにも十分対応できる点が魅力となる。
また、ラゲッジスペースをより有効に活用するために便利なユーティリティホールも3列シート仕様は左右2個ずつ、2列シート仕様は左右3個ずつと数に違いがあるので、主に人を乗せるのか、レジャーを楽しむのかで選び方が変わってくる。
グレードはどれを選ぶ?
そして本題のグレード選び。先に述べたとおり、シエンタは上から「Z」「G」「X」と3つのグレードが存在する。「X」と「G」の価格差はハイブリッドで29万7500円、ガソリン車で34万2300円となり、「G」と「Z」の価格差はどちらのパワートレインでも30万9100円となる。ちなみに各グレードの価格は以下のとおりとなる。
HYBRID Z 2WD(7人乗り) 303万6600円
HYBRID Z E-Four(7人乗り) 323万4600円
HYBRID Z 2WD(5人乗り) 299万6600円
HYBRID Z E-Four(5人乗り) 319万4600円
Z 2WD(7人乗り) 268万6600円
Z 2WD(5人乗り) 264万6600円
■Gグレード
HYBRID G 2WD(7人乗り) 272万7500円
HYBRID G E-Four(7人乗り) 292万5500円
HYBRID G 2WD(5人乗り) 268万7500円
HYBRID G E-Four(5人乗り) 288万5500円
G 2WD(7人乗り) 237万7500円
G 2WD(5人乗り) 233万7500円
■Xグレード
HYBRID X 2WD(7人乗り) 243万円
HYBRID X E-Four(7人乗り) 262万8000円
HYBRID X 2WD(5人乗り) 239万円
HYBRID X E-Four(5人乗り) 258万8000円
X 2WD(7人乗り) 203万5200円
X 2WD(5人乗り) 199万5200円
必要最低限の装備はエントリーグレードの「X」でも備わってはいるが、パワースライドドアが助手席側のみ(オプション設定もなし)となり、ディスプレイオーディオは標準で備わらず、オプションでも10.5インチの大型のものは選べない。そのほか、シートヒーターやステアリングヒーターが備わる「コンフォートパッケージ」も選べないなど、制限が多くなる。
一方、最上級グレードの「Z」では専用の加飾や灯火類が備わるほか、8万9100円相当の10.5インチディスプレイオーディオ、3万3000円相当の両側パワースライドドアが標準となり、オプティトロンメーターや後席用サンシェードといった「Z」専用装備も多く、ハイブリッドモデルではレーダークルーズコントロールが停止保持機能付になるなど、その差は小さくない。
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