トランプ「副大統領候補」その知られざる"転換" トランプを「文化的ヘロイン」と呼んだ過去も
「彼は、政治にもっと必要なもの、つまり、賢く、独立心が強く、エネルギッシュな人物を代表する人物だ」と、トランプと連携している元大統領候補のビベック・ラマスワミは15日語った。「1つマイナスなのは、アメリカ第一主義のアジェンダを推し進めるのに十分な人材が上院から1人少なくなることだ」。
ラマスワミはオハイオ州で生まれ育ち、上院議員の席に関心を示している。仮にバンスが副大統領に選出された場合、デワインは暫定上院議員に任命することになる。
バンスはまた、15日に共和党大会で演説したデビッド・サックス、億万長者のイーロン・マスク、2022年にバンス支持のスーパーPAC(特別政治活動委員会)に1000万ドルを寄付したピーター・ティールなど、シリコンバレーの主要な金融関係者を味方につけている。
2022年にアリゾナ州から上院議員選挙に出馬したブレイク・マスターズは、同じくティールの1000万ドルの支援を受け、バンスの「ユニークなビジョン」を賞賛した。
「保守主義においてもちろん重要なことは、過去の保守主義がどうであったかということだけでなく、私たちが将来どこへ向かうのかということだ」とマスターズは語る。「それが2016年のトランプが他の候補者と大きく違ったところだ。彼は実際に、それまでの共和党政治家とは異なる方法で物事を語っていた」。
マスターズは2022年の前回の選挙に敗れた。同氏は今年、バンスの後ろ盾を得て下院議員選挙に出馬するが、トランプは同氏のライバルを支持している。マスターズは、カマラ・ハリス副大統領の口癖をもじって、バンス選出を要約した。
「J・Dは過去の重荷を背負うことなく、未来を実現する」
(執筆:Shane Goldmacher記者)
(C)2024 The New York Times
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