トランプ「副大統領候補」その知られざる"転換" トランプを「文化的ヘロイン」と呼んだ過去も

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「私は41歳で、J・Dは39歳だろう?だから、共和党の次世代のリーダーについて考えている。そういう意味でこの人選にインスパイアされた」と、ヒンソン下院議員。「彼はきっとアイオワに何度も戻ってくるだろう」。

(写真:Nic Antaya for The New York Times)

政治的に安心な人選とは見られていない

どのような後継者計画も、確実とは言いがたい。

マイク・ペンス前副大統領が証言しているように、トランプのNo.2を務めるというバランス感覚は非常に危険だ。ペンスは4年間のほとんどを忠実な補佐官として過ごした。

しかし、2021年1月6日、トランプ支持者たちが議事堂の外に副大統領のための絞首台を建設する中、彼が2020年の選挙を公認するという決断を下したことで、トランプとペンスの関係は永遠に汚されることになった。

バンスは特に、選挙を公認しなかっただろうと述べている。

バンスは政治的に安全な人選とは見られていない。公職に就いてまだ1年半。他の最有力候補であるフロリダ州のマルコ・ルビオ上院議員やノースダコタ州のダグ・バーガム州知事とは異なり、大統領選の経験はない。

バンスは、「行政国家の全公務員」を解雇して 「われわれの仲間」と入れ替えるよう呼びかけるなど、トランプと並ぶ、より過激で遠大な思想も受け入れてきた。最近では、ソーシャル・プラットフォーム「X」への投稿で、「トランプ大統領の暗殺未遂に直接つながる」暴言を吐いたジョー・バイデン大統領と民主党を非難した。

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