「石丸伸二を支持する人」の熱が冷めてきた事情 小泉純・橋下両氏に並ぶ「SNS時代」のトリックスター

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そうした状況も踏まえ、元NHK記者でジャーナリストの岩田明子氏が12日夜の「BSフジ・プライムニュース」で石丸氏の今後を予測。その中で「広島1区出馬」について「ものすごいパワーワード。岸田政権への逆風の中、痛快な……というか。勧善懲悪的なというか」と刮目してみせ、「昔の小泉さんの郵政選挙的な発想というか。これはインパクトのある1つの選択肢だとは思う」と、小泉純一郎元首相との類似性を指摘した。

その一方で、「今回、東京を良くしたい、東京を動かすということで、165万票も集めたわけで、その思いを大切にするのなら、常識的には次にもう一度チャレンジする(べきだ)と」と、4年後の都知事選への再出馬を予測したうえで、「その間に参院議員選挙に東京で出るとかいうのは、オーソドックスな考え方かも」と分析した。

開票後の「挑発的発言」で反発急拡大

これに先立ち、石丸氏の発言や態度が物議を醸したのが、都知事選開票直後の民放各局の連続的インタビュー。トップバッターの日本テレビのインタビューで、同テレビ解説委員から、石丸氏が「党利党略、自分第一」と批判する「政治屋」という言葉の意味について、「東京をよくしたいというだけではなく(出馬するのは)国政でもいい、広島でもいいというのは政治屋とは違うのか?」と突っ込まれると「自分が当てはまっていたら、洒落にならない」と笑いながら返答。さらに社会学者の古市憲寿氏が「批判する政治屋と石丸さん自身がどう違うのか?」と追及しても「なんか堂々巡りになっている気がする、先ほど定義についてはお話しした」などとはぐらかして時間切れに。

これに続くTBSの中継では、同局アナウンサーの「(2位に浮上した)要因はどのように、とらえているか」と質問に「結果はあくまで都民の総意が可視化されただけ」と返し、コメンテーターに「善戦したという受け止めなのか?」と聞かれると「なんという愚問」と回答を拒否した。さらに、フジテレビの『Mr.サンデー』でも同様な“塩対応”を繰り返していたが、橋下徹・元大阪市長には笑顔で丁寧に回答するなど「相手次第で敵味方を選別」する態度も目立った。

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