その飲み方がビールのおいしさを損なう理由 あなたはビールを誤解していませんか

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TBSテレビ『ジョブチューン~夏を彩る日本の超一流職人SP』は7月18日(土)よる7時放送。うちわ、うなぎ、下駄、ビール、そうめんなど、日本の夏に欠かせない逸品をつくる職人が集結。常識が覆るぶっちゃけを大連発します

低温で乾燥させた麦芽は色が薄くなり、高温で乾燥させた麦芽は色が濃くなる。この麦芽の色が、ビールの色に反映されるのだ。

続いての工程が「仕込み」。麦芽を細かく砕き温水と一緒に仕込み釜とよばれるタンクに入れて攪拌(かくはん)する。この作業で、温水の熱により麦芽のでんぷんが糖分に変わる。

この時点での液体は麦汁とよばれ、ビールとはほど遠い甘みがあるだけの液体。その後、麦芽のもみ殻を取り除ききれいな麦汁にした後に、ビールの味の決め手となるホップを加える。

ビールの味の決め手となるホップ

ホップとは、ビール独特の苦みや香りや泡立ちを良くする植物。

ビールの醸造に使用するのは、ホップを粉末にして粒状に固めたもの。このホップの種類や入れるタイミングでビールの苦みと風味が変わって来る。

続いての工程が、「発酵」。ホップとともに煮沸した麦汁に酵母を加えて2週間発酵させる。この間に、酵母が麦汁の糖分を分解しアルコールと炭酸ガスに変化する。この時に使用する酵母によって、スッキリとしたラガータイプかフルーティで華やかな香りのエールタイプになるかが分かれる。

そして最後の工程が、熟成。発酵を終えたビールは、約0℃のタンクで2週間熟成させる。ビールもほかのお酒と同様に、熟成させることで味わいが増していく。

ビールは「風味を楽しむ」飲み物

このようにビールはさまざまな工程を経て造られている。

おいしいビールを飲む為に、家庭でも実践できるテクニックと言えば、「グラスを冷凍庫に入れてキンキンに冷やすこと」。暑い日に冷えたビールを一気に喉に流し込む美味しさは格別! だが、実はこの方法は、ビールをおいしく味わうにはやってはいけないことだという。

「ビールをキンキンに冷えたグラスに注いだ場合、温度が下がりすぎてしまいビール本来の風味、うま味を感じられなくなってしまうのです。しかし、この飲み方は、飲食店でもよく目にしますよね?これはのどごしだけを楽しむ飲み方です」。

ビールは、風味やうま味にもこだわってつくられているので、ビール職人からすればあまり嬉しくない飲み方だという。では、おいしくビールを飲むにはどうすればいいのだろう?

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