投資初心者が「悪徳業者」か見破る簡単な質問5つ 5年で「資産倍増」サラリーマンの見極め方とは

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しかし、会社の創業からの年数だけにこだわりすぎると商品選定できません。というのも、今の日本では、何十年も継続している企業はそれほど多くないからです。

東京商工リサーチの調査結果によると、2022年の日本企業の平均寿命は23.3年で、前年の23.8年より若干短くなっています。

その中でも金融・保険業は12.5年と短くなっており、投資商品を扱う企業に20年、30年という歴史を求めるのはかなり難しいものがあることも事実です。

ですので、企業の創業からの年数に加えて、投資商品そのものの継続年数や過去の実績も同時に見て判断することが重要になります。

商品が長期にわたって買われ続けているのであれば、その商品は専門業者に関係なく継続的に投資できる可能性が高いです。

②「この商品のリスクについて説明していただけますか?」

投資を決めるにあたって、絶対に避けて通れないのがリスクです。

「この商品のリスクについて説明していただけますか?」は必ず聞かないといけない質問ですが、それ以前に専門業者側から自発的に説明がない場合、その時点でアウトと言ってもいいと思います。

例えば、ワンルームマンション投資の場合、地震で建物が傾く、火事で建物が燃えるということがあると、建物の価格が下がったりその後の資産価値を失ったりすることがあるかもしれません。

このようにあらかじめ発生する可能性がある事象については、保険をかけて対策するのが一般的です。ウイスキーカスクの場合は、盗難、火災、倉庫運営会社の倒産などのリスクがありますが、いずれも保険に入ることでカバーできます。

ペーパーアセットでは紛失や火災などの恐れはあまりないと思いますが、実物資産においては資産価値を失うことを想定したリスク管理と対策ができていることが重要です。リターンに対する価格変動リスクの確認と同時に、火事や盗難などのリスク対策も確認しましょう。

リスクについて気になることがあったら、1つ1つ確認しておくことが望ましいです。

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