全民主党員が泣いた「バイデンの悲惨な討論会」 討論会の観戦会場は悲壮な空気に包まれた
エリサ・シャープ(59)は、最終結果に対する評価を口にした。「バイデンは死にゆく候補者。この討論会ではトランプが勝ちました」と彼女は言う。「民主党はおそらく他の候補を立てるでしょう。もし彼らが自分たちの切符を本当に守りたかったら、すでにそうしているはずです」。
深い悩みに包まれた夫婦
ペンシルベニア州中部では、ボブ・リードとシャロン・リード夫妻(77)が、ともに学校の教師を引退し、現在は農家を営みながら、ソファで一緒に討論を見ていた。彼らは共和党員だが、今年の総選挙での選択に深く失望している。
ボブ・リードはトランプ支持に「少し」傾き、シャロン・リードは誰に投票するか完全に迷っていた。彼らは同じような気持ちで夜を終えた。
「バイデンはなんだか落ち込んでいるように見えた」とボブ・リード。「トランプはもっと大統領的だった。質問には答えなかったけどね」。
シャロン・リードもバイデンのパフォーマンスに同意した。しかし、彼女の関心はトランプにあった。「彼は正直言って、私にとっては重大な質問に答えなかった」と彼女は話す。特に、選挙結果を尊重するかという質問に対して明確な回答を避けたことに言及した。また、トランプがナンシー・ペロシ前下院議長を非難した1月6日についての彼の答えも気に入らなかった。
「私はまだどちらにも投票したくないという段階です」と彼女は言った。彼女の見解の本質はこうだ。 「バイデンについて知っていることは気に入らないが、トランプについて知らないことは怖い」。
「2人からしか選べないとは、なんとお粗末な人選だろう」とボブ・リードは話す。
「私も『これが私たちに与えられたベストなの?」と考えていました」とシャロン・リードは返した。
(執筆:Shawn Hubler記者、J. David Goodman記者、Eduardo Medina記者、Campbell Robertson記者記者)
(C)2024 The New York Times
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