全民主党員が泣いた「バイデンの悲惨な討論会」 討論会の観戦会場は悲壮な空気に包まれた
また、自国がなぜこのような政治的岐路に立たされることになったのか、すでに困惑しているスウィングステートの有権者には何の慰めにもならなかった。
ノースカロライナ州シャーロット郊外に住む看護学生、クリステン・モリス(60)は、どちらの大統領候補にも深い不安を感じている。討論会が終わるころには、彼女の懸念の強さは増すばかりだったという。
バイデンも、トランプも心配の要素しかない
無党派層であるモリスは、2020年にバイデンを支持したが、今は彼の認知能力と木曜夜の言葉のつまずきの連続に悩みを感じている。それでも彼女は、トランプが2021年1月6日の暴動について何の反省も示していないのを聞きながら、非常に心配にもなったという。
「このような候補者を大統領候補にすべきではないということを再確認したにすぎません」と彼女は話す。「もっと強い候補者を期待すべきです」。
彼女はまた、候補者たちがゴルフのプレーをめぐってつまらない口論に終始するのを見て落胆し、退役軍人の支援などいくつかの問題で共通点を示さなかったことにも失望した。
「正直言って、バイデンはもっと本質的なことを言おうとしていたと思います」とモリスは言う。「しかし、トランプはもっと強いスタイルで挑んでいました」。