「優秀だけど怖い上司」とどう付き合うか? 思い切って懐に飛び込むしかない

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では次に視点を変えて、上司の立場から見てどんな部下がよい部下か、ということを考えてみましょう。

究極的なことを言うと、上司にとってやりやすいのは、何も言わなくともそれなりのクオリティで結果を出してくれる部下、または、つべこべ言わずに自分(上司)のやり方に従って動き結果を出してくれる部下、の2つのパターンなのでしょう。両方ともに結果を出せばよいというのは共通なのですが、そのやり方の箇所が異なる、ということですね。

反対に最悪なのは何の指示や報告もないまま、突然、失敗するパターンです。そのため、部下としては結果を出すためにどっちの方法を取るのがよいのか、そんなことを考えながら臨機応変に対応するべきです。

Y.T.さんの例を考えますと、まだ営業マンとしてご自身のスタイルを確立されていない段階だと思います。ここは上司の指示を待たずに自分から問題点やクリアにしたいこと、何を教えてほしいかを明確にしたうえで、マメなコミュニケーションを図るとよいでしょう。

時には部下が上司を動かすことも必要

たとえば、上司にただ単に同行してくれではなく、ここまでは自分でやったが、その先の一押しはこんな理由で上司のこんなプッシュが必要だなど、やってほしいことなどを、明確に話してみることですね。

相手も忙しいでしょうから、漠然とした悩みではなく、即効性のある具体的な悩みとその解決をお互いに目指しましょう。

そんなことを通じて、Y.T.さんとしても結果を出すことで上司の見る目も変わり、信頼も熟成され、よりよい関係を築けるということを、目指されてはいかがでしょうか。

上司というと、なんか引っ張ってくれる人を想像しがちですが、必ずしもそうとはかぎりません。いろんな人がいますからね。ですから、時には「上司を動かすリーダーシップ」のようなものを、部下が発揮することも必要なのでしょう。大切なのは自分の成長ですから、自分の成長を高めるためにも上司はうまく使わないといけません。

少なくとも、将来的にご自身が人の上に立たれた際には、そういった経験も有益になると思いますよ。

結果を出すためにどんな手法を取るのがいちばん効率的か、そんなことを考え、ぜひ、よい関係を築いていってください。そして何よりもその先に、Y.T.さんが営業マンとしてご活躍されることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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