“社長公募”のユーシン、社長交代を延期した理由とは--田邊耕二社長に聞く


 仮にすべての案件に投資をしたとすれば、わずか数年で会社の規模が倍増する。今まで私が1人で海外に行って営業をしてくれば、会社の運営は何とかなった。しかしここまで急激に成長すると、従来の方法とは違う管理体制が必要だ。そのときには、八重樫君を筆頭に事業運営体制を敷き、チャールトンや娘が経営を監視するような合議体制が必要だ。私は一線を退き、会長となって見守る立場を考えている。

--国内再編の方向性は?

広島県呉市に、12年冬の稼働を目指し、新工場を建設中だ。この工場は初期流動(試作と量産の立ち上げ)や量産用の機械を作り、「技術を海外に移す」マザー工場となる。現在、広島県海田町や浜松市にある工場の量産設備はすべて海外に持っていく計画で、すでに設備の一部移管も始まっている。

だいぶ前から、ホンダ向けのヒーターコントロールスイッチはタイで作って日本へ輸入し、ホンダに納品している。マツダ向けのラッチも中国で作って輸入して納品している。この割合を増やしていき、最終的に、国内は生産の立ち上げと開発のみに集約する計画だ。
(聞き手:松浦 大 撮影:引地 信彦  =東洋経済オンライン)

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先陣切った米国の生産再開<br>透けるトヨタの“深謀遠慮”

米国でトヨタ自動車が約50日ぶりに5月11日から現地生産を再開しました。いち早く操業再開に踏み切った背景にあるのが、日本の国内工場と米トランプ政権への配慮。ドル箱の米国市場も国内生産も守りたい巨大グローバル企業の深謀遠慮が垣間見えます。