ホンダとスズキ、最新ツアラーモデルを徹底比較 CRF1100Lアフリカツイン対GSX-S1000GXは何が違うか
新型GSX-S1000GXは、これら最新の電子制御システムにより、天候などさまざまな状況はもちろん、オンロードやオフロードといった幅広い路面状況にも対応。また、ライディングの経験やスキルなどに左右されず、つねに高いパフォーマンスを気軽に楽しめるマシンに仕上がっているという。
ボディサイズ比較
そんな両モデルだが、まずは車体サイズや車両重量などを以下に比較してみよう。
【車体サイズ・車両重量比較】
●CRF1100Lアフリカツイン アドベンチャースポーツES
・全長2305mm×全幅960mm×全高1475mm(スクリーン最上位置1530mm)
・ホイールベース1570mm
・シート高840mm(ローポジション時820mm)
・車両重量243kg【253kg】
*【 】内はDCT仕様車
●CRF1100Lアフリカツイン<s>
・全長2330mm×全幅960mm×全高1485mm(スクリーン最上位置1540mm)
・ホイールベース1575mm
・シート高870mm(ローポジション時850mm)
・車両重量231kg【242kg】
*【 】内はDCT仕様車
●GSX-S1000GX
・全長2150mm×全幅925mm×全高1350mm
・ホイールベース1470mm
・シート高830mm
・車両重量232kg
全長や全幅、全高などの車体サイズは、GSX-S1000GXのほうが全体的にコンパクトだ。駐車場での取りまわしなどは、よりやりやすいだろう。また、シート高も低めなので、足着き性も良好なことがうかがえる。ただし、CRF1100Lアフリカツインも、シートの高さを2段階で調整できるアジャスタブルシートを備えている、とくにアドベンチャースポーツESでは、ローポジション時のシート高が820mmとなるから、身長165cmの筆者のように、体の小さなライダーにはありがたい。
一般的なアドベンチャーモデルでは、200kgを超す重たい車体に加え、シート高を高めに設定しているモデルも多い。そうしたバイクの場合、身長が低く、体格の小さなライダーなどにとっては、乗り降りや赤信号で停止するときなど、足を着きにくく、停止時に車体を支えるのもかなり苦労する。だが、両モデルは、そうした小柄な体格ライダーが乗ることも考慮した作りや設定を施しているといえる。
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