「Circle to Search」と呼ばれる別の機能では、ユーザーが画像を囲んでグーグルに情報を求めることができる。この機能は現在、学生が数学や物理の問題を丸で囲んで助けを求められるように拡張しており、グーグルのAIが、問題の解き方に関する手順のリストを生成する。
Gemini Nanoはまた、音声録音から自動的に生成された文字起こしを取り込み、要約文を作成することもできる。「Magic Compose」と呼ばれる別のツールはグーグルのメッセージアプリ内で使用でき、メッセージを別のスタイルに素早く書き換えることが可能だ。
10年以上にわたる「問題」を解決
テキスト入力の改善
10年以上にわたって、スマートフォンユーザーは緑と青の吹き出しの対立に直面してきた。iPhone ユーザーが他の iPhone ユーザーにテキストを送信する場合、メッセージは青く表示され、楽しい絵文字やアニメーションなどの特別な特典を利用できる。
しかし、iPhoneユーザーがアンドロイドユーザーにメールを送ると、吹き出しが緑色に変わり、多くの機能が使えなくなり、写真やビデオの画質が劣化する。
アップルはついに、この溝を埋めるための一歩を踏み出した。iOS 18では、メッセージアプリにリッチ・コミュニケーション・サービスを採用するという。iPhoneとアンドロイドの間で送信されるテキストはグリーンのままだが、画像や動画はより高品質になる。
その結果は、おそらく深いものになるだろう。iPhoneやアンドロイドユーザーの多くは、画質が悪いためにメッセージを送り合うことに気後れを感じていたという。司法省は今年初め、アップルが独占を維持するために自社の携帯電話に制限を加えていると非難したが、メッセージの互換性がないことを、iPhoneを購入するよう説得するための圧力戦術とみなした。
アップルはまた、iMessageアプリに長い間待たされたと感じるかもしれない機能を導入すると述べた。メッセージをあらかじめあとで送るようにスケジュールできる機能だ。これによって、受信者が「オフワーク」の時にメッセージを送るなど、互いの境界線をより尊重することができるようになる。
(執筆:Brian X. Chen記者)
(C)2024 The New York Times
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら