自社製じゃなくても「アップル」AIでの圧倒的強み アナリスト「iPhone以来の大きなイベント」

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アップルのティム・クックCEO(写真:David Paul Morris/Bloomberg)

OpenAIが生成AIを製品に追加する競争に火をつけてから約2年、アップルは月曜日、世界中の10億人以上のiPhoneユーザーにこの技術を提供する計画を明らかにし、競争に飛び込んだ。

シリコンバレーの近未来的なキャンパスで行われた2時間のプレゼンテーションの中で、アップルは「Apple Intelligence」と呼ぶものを動かすために生成AIを使用すると発表した。

アップルがAI分野で果たす役割

同システムは、メッセージや通知に優先順位をつけ、ユーザーがメールやメモ、テキストに書いた内容を校正し、提案することができるライティングツールを提供する。また、アップルのバーチャルアシスタントであるSiriも大幅にアップグレードされる。

iPhoneにAIを搭載するというアップルの計画は、AIを消費者間でメジャーにするための次のステップとなる。シリコンバレーを代表する企業であるアップルは、「AIは間違いを犯しやすく、すでにインターネット上に氾濫している誤った情報に拍車をかける可能性がある」と懸念する批判的な意見も少なからずある技術に対して信頼性を与えるにおいて、他のどの企業よりも大きな役割を果たすことができるだろう。

アップルの新たなAI機能は、iPhoneメーカーがテック業界のAIへの取り組みにおいて最大のライバルに後れをとっているという懸念を鎮めるのにも役立つだろう。

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