自社製じゃなくても「アップル」AIでの圧倒的強み アナリスト「iPhone以来の大きなイベント」

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「このような素晴らしい新機能の搭載を検討する際、私たちの製品の根幹にある原則を反映した結果になるようにしたいと考えている」と、アップルのティム・クックCEOは語った。「あなたにとって最も重要なことを助けるのに十分パワフルでなければならないし、直感的で簡単に支えなければならない」。

アップルはまた、iPhoneのソフトウェアシステムに改良を加えるとも述べた。この秋には、メッセージングにスケジュール機能が追加され、より多くの絵文字を使って返信できるようになる。

アップルはまた、ペットや旅行などのトピック別に画像を閲覧しやすくするため、デザインを一新した写真アプリをリリースする予定だ。さらに、iPhoneユーザーはアンドロイド携帯に高解像度の画像を送信できるようになるという。

AI競争におけるアップルの強みと弱み

AI競争に参入するにあたって、アップルにはいくつかの強みがある。アップルの半導体開発チームは業界屈指の才能を持ち、複雑なAI機能を実現するチップを長年にわたって製造してきた。

また、同社は広告ではなくデバイスの販売で利益を上げているため、人々の個人情報を保護することにかけてはライバル企業よりも優れていると自らを売り込んできた。

一方、アップルにはAI開発の後れにつながる弱点もある。秘密主義の同社は、研究の公開範囲を制限しているため、一流のAI研究者の採用や確保に苦労している。また、他の生成AI企業が技術を構築し、訓練するために行ってきたように、公表された資料のライセンスを求め、許可なく収集することに反対してきた。

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