愛知県小牧「航空自衛隊の唐揚げ」で狙う町おこし 「甘辛スパイシー米粉空上げ」のレシピを提供

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空自空上げ
愛知県小牧市の食品加工会社、デリカ食品工業が航空自衛隊小牧基地のレシピを基に再現した「空自空上げ(くうじからあげ)」。甘辛ダレが味の決め手だ(筆者撮影)

海上自衛隊が毎週金曜日に食べるカレー、“海自カレー”や陸上自衛隊が訓練や災害派遣などで食べる戦闘糧食、“ミリメシ”は有名だが、航空自衛隊の名物料理をご存じだろうか?

月末の金曜日は「空自空上げの日」

それは鶏の唐揚げ、通称“空自空上げ”。あえて唐揚げではなく空上げと当て字にしているのは、航空自衛隊全体でより上を目指すという意味から。2018年の春に誕生し、月末の金曜日を「空自空上げの日」として、全国の基地、分屯基地の給食で一斉に振る舞われている。

航空自衛隊小牧基地。主に航空輸送や自衛隊内の各種教育の任務を担っている(写真:航空自衛隊小牧基地)

空自のHPには全国の基地や分屯基地で作られている空上げがレシピとともに紹介されている。中にはサルサソースで味わうタコライス風(沖縄・那覇基地)やピリ辛のマヨネーズや鮭節でいただくザンギ(北海道・千歳基地)など、その土地ならではのメニューのほか、ご当地の食材や調味料を使ったものも。

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しかし、残念なのは、航空祭など空自主催のイベント以外で民間人であるわれわれが口にする機会が少ないという点だ。海自カレーは基地周辺の飲食店で提供されているほか、レトルトも販売されているし、ミリメシもネット通販で入手できるというのに。

何とかして空自空上げを食べてみたいと思って調べてみると、筆者が暮らす愛知県で見つかった。しかも自宅から車で10分くらいの小牧市に。どうやら小牧商工会議所が町おこしとして取り組んでいるようだ。

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