中国進出第4次ブームで商機うかがうメガバンク

「円高急伸と電力の制約。これでは海外に移転せざるをえない」。東日本大震災後の輸出企業の嘆き節だ。

実際には震災後の動きというわけではない。海外移転は震災前から進んでいた。特にリーマンショック後、世界経済成長の牽引車となった中国には、生産拠点としてではなく、消費を取り込むための小売り・流通企業の進出も相次ぎ中国進出は第4次ブームを迎えている。

電力に関して言えば、実は燃料高騰やCO2排出削減規制から“計画停電”や“突然停電”も多い中国。日系企業はすでにピークシフトなどの対応を経験しているという。

内需低迷が収益を直撃 国内外で中国対応を強化

大手銀行でもアジア・中国シフトは戦略の柱になっている。国内の顧客グリップ力が比較的強い地方銀行のトップ級が上海などに支店や駐在員事務所を設けているのは、得意先の日系企業の進出に伴う面が大きい。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • おとなたちには、わからない
  • 子育てと介護「ダブルケア」の現実
  • コロナショック、企業の針路
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
なぜ取締役会に出席しない?<br>会社側の苦しい「言い訳」

役員会に出席せず改善の兆しがない取締役は、機関投資家や議決権行使助言会社から厳しい目を向けられています。株主総会招集通知から、取締役・社外監査役の取締役会出席率を独自集計し、欠席の多い人のランキングを作成しました。安易な選任の実態は?