「罰ゲーム化する管理職」視点変わる"3つの考え" 日本は「管理職目指す人」が他国と比べて少ない

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順番としては、まず自分に合う、基準となるマネジメント方法を見つけること。

次に、いろいろな部下に合わせられるよう2パターン目、3パターン目と引き出しを徐々に増やしていくことでマネジメントできる範囲や質が向上していく。

自分の仕事に対する「感情の配点」を理解する

マネージャーという仕事を面白みを感じながらやれるための環境づくりに役立つのが「ウズウズ働くためのポイント配分」という視点だ。

一人ひとり手元に100点分のポイントが配点されているとして、どんなことにやりがいを感じるのか、面白みを感じるのかポイント配分して、自分の「感情の配点」を理解しておく方法だ。

まずは自分が働いていてやりがいを感じたり、面白みを感じることを洗い出す。「仕事を通じてスキルアップすること」「収入」「誰かに感謝されること」「仲間と協力し合うこと」「オンとオフが明確であること」などいろんな切り口があるだろう。

ある程度書き出せたら、それぞれに100点分のポイントを割り振っていく。これによって、自分がウズウズ働くためには「何が」「どのくらい」大事なのかを視覚化できる。

これは、マネージャーの仕事を「罰ゲーム」にしないためにも非常に有効だ。

管理職をやっていると、「やらないといけないこと」ばかりになってしまい、自分のやりがいや仕事に対する面白みを考える機会がどんどんなくなってしまう。

自分のマネジメントのやり方と、このウズウズ働くためのポイント配分を可能な限り一致させるようにすることで、自然とマネジメント業務を行うことが自分のやりがいや面白みにもつながる。

例えば、マネージャーになると、パラメーターに「チームメンバーの成長」や「会社のミッション達成」といった新たなポイントが加わる可能性もある。

筆者も今はマネージャーの仕事に面白みがあると感じるが、その理由は、1人で出せる結果よりも10人で出せる結果のほうが大きいことや、チームメンバーが自信をつけていく嬉しさを知ったからだ。

こうして見てみると、「人を管理する業務」一辺倒にならず、チームのパフォーマンスを最大化することに注力できれば、マネージャーという仕事にプレーヤー以上のやりがいを感じる可能性は大きいと思う。

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