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現代の若者はなぜ管理職になりたくないのか 20年間の学生の定点観測で見えてきたこと

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若手社員のイメージ画像
(写真:kou/PIXTA)

管理職キャリアって意外に魅力がないの?──

20年間、学生のキャリア志向性を定点観測してきて愕然とした。

キャリアアンカーという概念をご存じだろうか。組織心理学の権威であるエドガー・シャイン氏の提唱した考え方で「どうしても犠牲にしたくない、本当の自己を象徴する、動機、能力、価値観について、自分が認識していることが複合的に組み合わさったもの」と定義される。

平たく言えば、自分がやりたいこと(意志)、できること(能力)、なすべきこと(使命)が重なり合う部分であり、willとcanとshouldの調和のことである。これを軸にしてキャリアを形成するとウェルビーイングが実現する。

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