自己啓発本、何冊も買い込む人に教えたい"危うさ" 本を「師」ではなく「道具」としても使うのが重要

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自己啓発本というだけでついつい買ってしまう人は、少し立ち止まって、「瞬間」ではなく、その本が「継続」して自分に与えた影響を考えてみてください。それを読んで何を感じたか、その後で何をしたか、それがどんな「結果」につながったか。人生のバイブルとなるような本との出合いは、大切な人との出会いにも似て、すばらしいものです。

名前も覚えていないような知り合いが100人いるのと、本当に心を開ける親友が1人いるのと、どちらが人生にとって有意義でしょうか? 冷静に考えてみてください。

聞き上手な人の「本当のすごさ」

(漫画:筆者作成)

世の中には「とても聞き上手な人」と「自分のことばかりしゃべってしまう人」がいます。聞き上手な人に対して自分のことばかりしゃべってしまう人は、自己主張が激しいとか、自分が話題の中心にいたいとか、性格が原因とされることが多いのですが、私はそればかりではないと思うんです。

「聞き上手な人」と「自分のことばかりしゃべってしまう人」の違いとは、どこにあるのでしょうか。

「聞き上手」の人は、基本的に相手の言葉を尊重する人が多いです。多少ネガティブな相談をしても、やんわりと聞き流してくれたり、肯定的に受け入れてくれたり、聞くときも笑顔や真摯な姿勢であったりと、話しやすい雰囲気をつくるのがうまくて、相談する人は安心して心の内を話すことができます。

だから、また相談したいと思うし、人望や信頼を得ることができます。

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