レゴがブロックだけで復活⇒快進撃を遂げた必然 ゲームIPとのコラボも「リアルとの連携」に重点

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――逆に「レゴ(R)フォートナイト」(レゴグループとエピックゲームスが共同開発した、オープンワールドのサバイバルゲーム)では、デジタル上にレゴブロックを持ってきていますね。

(フォートナイトを手がける)エピックゲームスも、任天堂と同様にすばらしいパートナーだ。フォートナイトの世界観をレゴブロック化していくことで、多くの人に体験を広げることができるのではないかと思いスタートした。

フォートナイトならではのサバイバル性などの特徴をしっかりと入れ込んだうえで、“没入感”にこだわった。初心者から熟練したプレイヤーまで、どんな人でも楽しめるような世界観を作りたいという思いがあった。

レゴのCMOを務めるジュリア・ゴールディン氏
ゲームIPとのコラボでは、「デジタルの世界とフィジカルな世界をユニークなやり方でつなぐ体験を提供できる」点が強みという(撮影:尾形文繁)

メタバースでは、人が相互に関わり合いながら、どう空間を広げていくかが重要だ。そのためには、クリエイター(ユーザー)に対してユニークなツールをどれだけ提供することができるかも重要だと思っている。

もともとフォートナイトはアップデートを続けているゲームで、新たなマップもどんどん出てくる。それだけメタバースが広がっていくので、没入感を作ることができる。

「没入感ある体験」で他ゲームと差別化

――オンラインの世界では競合も多いのでは?

いくつか差別化ポイントがあるが、その1つはまさにリアルとデジタルの橋渡しをすることで、非常に没入感のある体験を提供できるというところだ。

他のデジタルゲームは多くの場合、あくまでもデジタルの空間のみで存在する。どれだけ没入感があるかを考えると、レゴブロックに引けをとってしまうと思う。

さらに将来的には、フィジカルで組み立てたレゴブロックをデジタル(ゲームの世界)に持っていくことができるようにしたい。こういったところこそ、レゴブロックならではの強みではないか。

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