「資格を取れない人」がやっている残念な勉強法 正しい努力を適切に繰り返すことの重要性

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合格して人生を変えよう、と意気込んで勉強を始めても、早々に挫折してあきらめてしまう人が多いです。

かつて私が公認会計士試験の専門学校に通い、数カ月で通学しなくなったように、多くの人が専門学校に大金を払い、何の成果も出せずにいます。

当時、講師の先生に聞いたところ、試験を受験するのは入学者のわずか3割ほどと言われたように記憶しています。

この数字が正確かはわかりませんが、同じクラスで授業を受けていた人が毎週のように減っていったのは間違いありません。

試験前に挫折してしまう人のパターンはだいたい同じです。

たいていの人は、最初は順調にカリキュラムを消化していくものの、次第についていけなくなってノルマをためてしまい、そのうちに膨大な試験範囲を前にしてあきらめてしまいます。

あとには山積みになったテキストが残るだけです。

範囲を1周終えると挫折する確率が大きく下がる

こうなる原因は、試験範囲を1周するのに時間をかけてしまっているからです。

これまで書いたとおり、特別な天才を除いては、範囲を1周しただけで合格レベルの知識を身につけられる人はいません。

普通の人は、何回も何回も同じ論点についてテキストを読み、問題を解くことで理解が深まり、合格に必要な実力をつけることができます。

1周してしまえば、あとは同じことの繰り返しになるので、2周目、3周目と周を重ねるごとに負担が減っていきます。

体感ですが、範囲を1周終えた人が挫折する確率は大きく下がるように思います。

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