「資格を取れない人」がやっている残念な勉強法 正しい努力を適切に繰り返すことの重要性
最初は週に1回程度の練習でしたが、気づけばすっかりはまってしまい、練習は週に5日、毎月試合に出るようになりました。
新聞記者から転職して時間の余裕ができたこともあり、練習のペースはさらに増え、プロ格闘家が集まる練習にも参加するようになりました。気づけば、学生時代より、格闘技に真剣に向き合うようになりました。
当時、印象に残る一流選手が2人いました。
どちらも世界選手権での優勝を目指し、鍛錬を重ねていました。
1日に8時間以上心拍数が上がった状態をキープしていたり、相手を100回ギブアップさせるまで練習を終えなかったりなど、常人にはとてもマネできない内容で、一種の狂気をはらんでいたように思います。
目標達成への真剣な気持ちが並外れた努力になり、一般人のリミッターを大きく超えた状態でした。
2人は生活のすべてを捧げるような努力を何年も続けたものの、どちらも世界選手権の優勝には届きませんでした。
私も一時は格闘技で生計を立てることを検討していましたが、彼らの日常を目の当たりにするうち、「自分にはとてもできない」という思いが強くなっていきました。
ポッキリ心が折れる音が聞こえ、格闘技への情熱はすっかり冷めました。
2010年くらいのことだったと記憶しています。
その後、紆余曲折あり、資格試験を受けるようになるわけですが、つらい日々の中で、この経験が大きく役立ちました。
ジャンルは違いますが、これ以上できないレベルの努力を見たことで、苦しくなっても「彼らの努力に比べると大したことはない」と感じることができました。
資格試験に合格するための正しい努力
その後も、プロミュージシャンになった人や、設立した会社を高額で売却した人など、様々なジャンルで成功した人に会います。