レノボとNECの組織統合はしない。それぞれの顧客を大切にすることが大事--NECレノボ・ジャパン副社長 内藤在正


--こういった変化の激しい時代に対応できる製品開発のために、人材育成も重要ですね。

レノボはレールを敷いていないところを走る会社です。昨日と同じことを繰り返す、という認識では務まりません。ジェットスキーのように道のないところを走り、波にぶつかってジャンプしたとき、それぞれが先を読み、ターゲットを見つけ出す。自らをそういう風に律していかなければなりません。しかし、これは難しい。

IBMからレノボに変わったとき(2005年)に、この研究所をどうしたいのか、をテーマに全員参加でグループディスカッションを行いました。2年かかりましたが、その中から、自ら問題提起し、仲間を募って一緒に解決策を探す、という雰囲気が生まれました。モチベーションをいかに上げるか、開発効率と品質の向上をいかに両立させるかなど、いくつかの成果が上がってきています。

大和研究所は今年1月、横浜に移転してきました。これを機に、この研究所の将来をどうしたいのかを考えるための議論を始めます。上からの命令でやらされている、という意識では人は成長できません。問題意識を共有し、自ら解決の意志を持ち、目的を果たす。この中で次のリーダーが育つと考えています。

ないとう・ありまさ
レノボ・ジャパン取締役副社長(研究・開発担当)。1974年日本IBM入社、89年米国IBM本社のThinkPad開発部隊に参画、IBM(米国)パーソナルシステム事業部バイスプレジデントなど歴任。05年にレノボがIBMのPC部門を買収し、レノボ・ジャパンを設立したのに伴い、現職に就任。

(聞き手:小長 洋子 撮影:大澤 誠 =東洋経済オンライン)

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