ハーレーダビッドソンが愛される所以と進化の姿 最新の2024年モデル3台を試乗して感じたこと

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エンジン出力についても不満をまったく感じず、伝統のVツインエンジンの鼓動を楽しみながら、ストリートで存分にその性能を楽しめるだろう。ハーレーダビッドソンは、最新のエンジニアリングで伝統を守りつつ、ほかのどのブランドの模造でもないオリジナルの製品を顧客に提供し続けている。そんなラインナップの中でも、今回試乗した「ストリートボブ114」は、スタンダードで乗るもよし、カスタムベースとしてのプラットフォームとして追求するもよし、オーナーが自由に楽しめるモデルと言えそうだ。

圧倒的な存在感を放つ「ROAD GLIDETM

ロードグライドのスタイリング
ロードグライドのスタイリング(写真:三木宏章)

そして、今回もっとも注目すべき1台が「ROAD GLIDETM(ロードグライド)」だろう。グランドアメリカンツーリングと称された大型フェアリングを装着したシリーズで、2024モデルのアップデートにおいて、その筆頭に挙げられるのは「インフォテインメント」の充実だ。インナーフェアリングに装着されたモニターは、従来型モデルから大型化された312mmのTFTフルカラーモニターを導入し、ハーレーダビッドソンにとって過去最大級のサイズとなる。

ロードグライドの2024年モデルは、モニターが大きくなり、Apple CarPlayにも対応
ロードグライドの2024年モデルは、モニターが大きくなり、Apple CarPlayにも対応(写真:三木宏章)

カーユーザーなら馴染のある人も多いApple CarPlayにも対応し、Bluetooth接続を採用したことで煩わしいワイヤリングから開放された。もちろん有線での接続も可能なので、ご安心を。そして何より印象的なのが「シャークノーズフェアリング」と名付けられた大型LEDヘッドランプと一体化した大型カウル。デザインが一新されたウインドシールドにより空力の向上も図られ、複数のエアーベーンの採用で、より快適なライダーズプロパティーを達成。また、フレームにカウル本体がリジットマウントされているので、より明確なエアロダイナミクス効果を生み出している。

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