4度目の正直となるか。「吉野家」がカレー3商品を新発売、野菜増量で女性客などへ訴求

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4度目の正直となるか。「吉野家」がカレー3商品を新発売、野菜増量で女性客などへ訴求

吉野家ホールディングス傘下の牛丼店「吉野家」は、8月2日午後3時から、カレー3商品の販売を開始する。カレーの販売は、BSE(牛海綿状脳症)発生で米国牛の輸入がストップしたことを受け始めた04年6月以降、4回目。過去3回は他の新商品との入れ替えにより、1年程度で販売を取りやめている。

販売するのは、「こく旨カレー」、「旨辛カレー」、「牛丼・カレー」の3商品。価格は「こく旨カレー」、「旨辛カレー」が並み盛り330円、「牛丼・カレー」が480円で、昨年9、10月に並み盛り280円で販売した「牛鍋丼」、「牛キムチクッパ」より、若干高めの設定となる。

新商品は、過去の商品よりカレーソースを1.2倍、野菜を2.5倍に増量した。ジャガイモとにんじんを大振りの角切りにすることで、「ヘルシー感を重視し、手作り風カレーに近い食感を心がけた」(吉野家HLD社長室広報)。カロリー数も「こく旨カレー」が556キロカロリー、「旨辛カレー」が637キロカロリーと、主力の牛丼よりも低く抑えている。

競合の「すき家」(ゼンショー)、「松屋」(松屋フーズ)は「吉野家」より先行して、カレーなど牛丼以外の商品を拡充している。吉野家は「あくまで牛丼が主力商品」(安部修仁社長)との姿勢を崩さず、他社よりも少ない5~6品目の品ぞろいを続けてきた。ただ、主顧客である男性サラリーマンだけでは収益成長は望めず、女性客など新規顧客層を取り込む必要に迫られている。

「吉野家」は09年12月以降の値下げ競争に出遅れ、海外展開などを含めた新機軸を模索している。4度目の挑戦となるカレー商品の定着は、2社への巻き返しに向けた重要なカギとなりそうだ。

(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)

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