従業員の8割が女性のフェリシモ、10年かけて育児支援制度を整備
神戸市に本社を置くフェリシモは03年に県と協定を結び、育児支援に対する取り組みを公表したことで、企業イメージがアップした。
「育児休業や短時間勤務などの制度が充実しており、女性が働きやすい職場であることがわかっていただけたことから、社員採用にプラスになったと思います」(市川係長)。
こうした一連の取り組みが評価されて、04年には「こうべ男女いきいき事業所」(注)として表彰されている。また、社内には子供を持つ社員グループ「ままんズhag」があり、子を持つ女性社員のワーキングスタイルや事業活動について考え、会社へ提案をする活動を行っている。
(注)
こうべ男女いきいき事業所
神戸市が行っているもので、男女がともに働きやすい職場づくりに向けて、積極的な取り組みを行っている事業所を募集、選考のうえ、表彰する。選考に当たっては、労働基準法、育児介護休業法、次世代育成支援対策推進法、男女雇用機会均等法などが順守されていることを確認、事前に男女共同参画の取り組み状況についてヒアリングが行われる。表彰を受けた活動内容については、市民や事業者に紹介される。
(ジャーナリスト:町田雅子=東洋経済HRオンライン)
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