日経平均、次の大きな節目はいくらか

ITバブル時の高値2万0833円突破へ

雲海から顔をのぞかせる富士山。日経平均もまた一つ「雲」を抜け出すか(写真:Oi / PIXTA)

日経平均株価は23日の終値で2万0809円となり、再び年初来高値を更新しました。ギリシャ債務問題の進展や、政府の成長戦略(素案)に金融機関の持ち合い解消が言及されて金融株が上昇したことなどが、主な株価上昇の背景のようです。

上昇相場は、いよいよ加速する?

これでハイテク株や通信株などが大相場を演じた、2000年のITバブル時に付けた高値(2万0833円)に接近、24日はこの高値を15年ぶりに抜く歴史的な日になる可能性が高まっています。

この2万0833円という価格は、2007年の高値1万8300円の次ぎに大きな上値の壁といえるところで、もし上回ると、これからの株価の上昇余地が一段と広がる見込みです。

あくまでも、日経平均ベースの話になりますが、昔風にいうと、「IT相場以降、長い間塩付けになっていた株券がひと回転効いてくる」ということです。そうなると、筆者の肌感覚では、上げ相場もいよいよ加速の局面に入ってくることが予想されます。中期では1996年の高値2万2666円が一つのメドになるかもしれません。

今後の短期的なポイントとしてあげておきたいのは、日米の経済指標です。7月1日は、6月調査の日銀短観が午前8時50分に発表になります。また、7月3日は米国の6月雇用統計の発表(日本時間21時半発表)を迎えることになります。

日銀短観に話を戻しますと、前回の3月調査の日銀短観では、「大企業製造業の業況判断DI」がプラス12と、前回調査から横ばいにとどまりました。円安進行による輸出や収益の拡大を背景に景況感改善を予想する向きが多かったのですが、特に自動車は中国向け輸出の鈍化や国内販売の低迷などが企業の慎重姿勢につながる内容でした。

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