自民・稲田朋美氏「子育て支援金で負担は増える」 岸田首相は「実質的な負担は生じない」と説明したが…
負担は増えるので、しっかり説明していく必要がある
稲田氏:ただ、少子化対策は、子育て世帯だけではなく全世代というか、社会保障という意味においても、受益者という意味で、将来世代含めて重要な問題だと思う。原理原則でいえば(橋下氏の言う)その通りだ。ただ、岸田首相も、すごく早い時期に「これは税ではやらない」ということを言った。やっぱりでも3.6兆円という非常に大きな塊(少子化対策の財源)なので、そこは負担が増えるっていうことは、その通りなので、しっかり説明していく必要があると思う。
橋下氏:稲田氏はいま、負担は増えると。正直に説明すれば。
稲田氏:負担は増える。ただ、頑張って社会保障改革をやる、賃金を増やすということで、その軽減策ということもやっていくという説明だと理解していて、やっぱり本丸は社会保障改革をやるということだと理解している。
橋下氏:やはり政治は正直に説明しなきゃいけないなかで、やはり負担が増えると今、稲田氏が言っているわけだから、これは企業全体含めて、事業主負担も含めて、しっかり負担は増えるってこと言わなきゃいけない。
市川氏:そもそも、医療保険財政そのものも、長期的に高齢化が進んでいけば今後相当厳しい状況になっていく。その中で今、少し余裕があるからこれを流用するということは、やはり原理原則から言っても、日本の今後の制度のあり方からいっても大きな問題があるので、そこのところは、なぜそうしなければいけないのか、少子化対策をやらなければいけないのかということを、もっと丁寧に国民説明していただきたい。