ホンダ新型「アコード」万人に受けるセダンだった 乗ってわかったシーンを問わない万能さに驚く

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ちなみに搭載するグーグルの機能には、さまざまな設定を音声操作できる「グーグル・アシスタント」も採用。最初に「OK! グーグル」と言うだけで、ナビの目的地や音楽の再生、車内温度など、さまざまな設定が可能だ。ただし、グーグルマップの目的地設定では、ちょっとコツも必要だった。今回は、事前に設定されたルートを走行中に、ちょっとトイレ休憩を入れたかったので、「OK! グーグル、トイレに行きたい」と話したところ、「ご丁寧に報告していただきありがとうございます」と返答されてしまった。

その後、「トイレのある場所を案内して」と言い直す。すると、ちゃんと公衆トイレのある場所を案内してくれたので、助かった(間に合った)。こうしたAIを活用した機能は、とても便利で、今後さらに普及が進みそうだ。だが、正しく使えるようになるには、ある程度の慣れや学びが必要なことも実感した。

エアコン設定、オーディオソースや音量、照明の色や明るさなどの情報が表示でき、ダイヤルおよびプッシュで簡単に機能の呼び出しや操作ができるエクスペリエンス セレクション ダイヤル
エアコン設定、オーディオソースや音量、照明の色や明るさなどの情報が表示でき、ダイヤルおよびプッシュで簡単に機能の呼び出しや操作ができるエクスペリエンス セレクション ダイヤル(写真:三木宏章)

ほかにも、このモデルには、エアコン吹き出し口の中央部下に「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」も新採用。エアコンやオーディオソース、音量、照明の色や明るさなどの設定を組み合わせて登録し、1つのダイヤルでまとめて簡単に操作できる機能も追加されている。

走行モードや減速セレクターについて

水平基調のインストルメントパネルなどにより、運転席からの視界はかなり広い。なお、新型アコードは、ワイパーをドライバーから見えづらい位置に格納していることも変更点。これは、ドライバーの目にできるだけ気になるものが入らないようにする配慮で、より運転に集中できる視界を演出している。

センターコンソールに集約されたエレクトリックギアセレクターやドライブモードスイッチ
センターコンソールに集約されたエレクトリックギアセレクターやドライブモードスイッチ(写真:三木宏章)

センターコンソールにある「D」ボタンを押すとドライブに入り、クルマは発進可能な状態となる。なお、アコードが採用するe:HEVシステムは、主に3つの走行モードを自動で切り替える仕組みだ。走行用モーターのみで走る「EVモード」、エンジンの力で発電した電力で走行用モーターを駆動する「ハイブリッドモード」、高速道路をクルーズする際など、エンジンの得意領域でエンジンの力を使う「エンジンモード」がある。

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