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北朝鮮で「Suica」型カードが超人気の理由 ポイントもつかないのに急速に普及

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現在、北朝鮮ではいわゆる公定レートと市場レートがあり、訪朝した外国人に誤解を招くことがしばしばだ。現在、公定レートの場合は1ドル=約100ウォン前後で、これは外国人が宿泊するようなホテルや外貨商店などに掲示されている。

ナレカードにチャージしたときの明細書。左がユーロを、右が円を北朝鮮ウォンに換えたときに発行されたもの。1円あたり=0.887円で計算されている

一方で、市場レートは北朝鮮ウォン貨と交換され、チャンマダンと呼ばれる市場などで交換される。このレートは現在、1ドル=約8000ウォン前後で推移している。

公定・市場レートに差はあるが、ナレカードが決済できる場所はすべて外貨でも同等のウォンで支払うことになるため、市場レートと差があるからと言って、ナレカードで支払う時との便益に差があるわけではない。

北朝鮮事情に詳しい、韓国・国民大学の鄭昌鉉(チョン・チャンヒョン)教授は、「ホテルからタクシーに乗ると料金は200ウォンとあるが、実際にタクシー側が受け取るのは現金で2米ドル。これをナレカードで支払っても、同じ2ドル相当分を支払うことになる」と説明する。この時の200ウォンのウォンは「外貨ウォン」と呼ばれる。

2つのレートが混在する北朝鮮の外為レート

外国人が宿泊するホテルでも、1泊の料金が1万ウォンと表示されていれば、その時のレートに相当する100ドル前後を支払う。このレベルのホテルであれば、日本や他国と同じような100ドル程度のホテルと施設やサービスとそれほど変わらない。

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