「妊娠したら辞めて」教育委員会のマタハラを"証言" 都のSC大量雇い止めは「女性差別の問題」だ
毎年、東京都教育委員会から念押し
「妊娠したら辞めていただきます」
年に1度、東京都のSC(スクールカウンセラー)を対象に開かれる東京都公立学校スクールカウンセラー連絡会。都教育委員会(都教委)の担当者らがSCの役割や関連事業について説明するのに併せ、繰り返し念押しされてきたのが「妊娠したら辞めて」という指示だった。
会場には1000人近いSCが参加しており、その大半は女性。会合の帰り道、SCたちの間で「マタハラですよね」「都がこんなことを言うなんて……」「大問題ですよ!」といった非難の声が上がるところまでが恒例の光景だったという。
今回雇い止めとなった時任聖子さん(仮名、50代)は都のSCとして19年間、働いてきた。都教委の発言について次のように証言する。


















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