そんなにぎやかな久喜駅をあとにして、お隣の鷲宮駅に向かう。色川久喜駅長が管理しているのは、久喜駅のほかにこの鷲宮駅がある。2010年に久喜市と合併した旧鷲宮町の代表駅だ。
「鷲宮駅はアニメ『らき☆すた』の舞台になったということで、一時期はずいぶんとたくさんのファンの方が来られました。聖地巡礼の先駆けですね。いまでもカメラを持ってこられる方はいます。また、駅の西側にはわし宮団地という昔ながらの大きな団地もあります」(色川駅長)
鷲宮駅のホームは2面3線。ただし、中央の1線は線路が途中で途切れて車止めが設けられており、事実上2面2線。橋上駅舎から改札を抜けて西口に出ると……ちょっと変わった風景が広がっていた。駅の出口のすぐ先で、小さな川を渡る。駅前のロータリーは、橋の向こうにあるのだ。
鷲宮駅周辺はお花見の名所
駅の下り方(北側)で二手に分かれる青毛堀川の川沿いには桜の木が植えてある。
駅西口のまだ桜の咲いていない川沿い(つまりそれは線路沿いでもあるのだが)を歩いて行くと、ほどなく踏切へ。踏切を渡った先には、鷲宮の町のシンボル・鷲宮神社が鎮座する。
真っ赤な鳥居が印象的な立派なお社。鳥居の前には門前町が形成されていて、こちら側を流れる川沿いには見事な桜が咲き乱れていた。2月から3月上旬にかけて見頃を迎える河津桜だ。
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