久喜駅では日中、都心方面からやってきた急行はここで終着となって、向いのホームの館林方面への列車に乗り継ぐことになる。久喜駅の構内は、こうした乗り継ぎの役割も充分に果たしている。
![久喜駅上りホーム](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/1/570/img_d18b89b7ad58fd933d25fb31dd1ddecc750301.jpg)
久喜駅の上りホーム。都心方面に向かう列車を待つ人がたくさん(撮影:鼠入昌史)
「昔は貨物を扱っていたので、構内が広いんです。いまは下りホームになっていますが、ちょうどそのあたりに貨物のホームがありました。貨物列車はここで東武からJRの線路に移っていたので、渡り線も設けられていたんですよ」(色川駅長)
広い構内を活用した列車運用
そう教えてもらったので、下りホームの端っこからJRの線路との間を眺めてみたが、もちろんもう痕跡は消えている。
貨物列車が廃止されたのは2003年。下りホームは不要になった貨物エリアに新たに増設されたもので、それ以前はいまの上りホーム1面しかなかった。貨物の廃止とホームの増設が、いまの運転系統を実現し、久喜駅を都心からの列車の終着駅にしたのである。
![久喜駅下りホーム](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/e/0/570/img_e044613e79373937996b7e7461dd6612680820.jpg)
久喜駅の下りホーム。左が都心からやってきた列車で、右が館林行きの列車(撮影:鼠入昌史)
トピックボードAD
有料会員限定記事
鉄道最前線の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら