JR東日本「水素電車」2030年度導入へ残る課題 安全面は問題ないが、営業仕様や運行区間は?

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JR東日本 FV-E991
JR東日本の水素ハイブリッド電車FV-E991系「HYBARI(ひばり)」(撮影:尾形文繁)
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2月28日、お昼時のJR鶴見駅ホーム。見慣れた青い色をした2両編成の列車が出発すると入れ替わるように、やはりブルーの列車がやってきた。ただ、日常的に走っているE131系とは形や色が少し違う。この車両はJR東日本が開発した水素ハイブリッド電車FV-E991系「HYBARI(ひばり)」。水素燃料電池と蓄電池を使って走る次世代の車両だ。この日、走行試験の様子が報道公開された。その物珍しさにホームにいた客たちがスマホで写真を撮影していた。

CO2排出ゼロの水素ハイブリッド

国は2050年までにCO2などの温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現を目指す。鉄道は環境にやさしい交通モードとして知られるが、非電化区間を走るディーゼル車両は走行時にCO2を排出する。電気で走る電車も、火力発電所の発電時にCO2が発生するため無縁ではない。そのため、鉄道各社はCO2削減に向け各社各様に動き出している。

JR東日本の取り組みの1つが、水素ハイブリッド電車の開発である。水素をエネルギー源とする燃料電池の電力とバッテリーの電力を主電源としており、トヨタ自動車の燃料電池の技術や、日立製作所の鉄道用ハイブリッド駆動システムの技術も活用する。車両を製造したのはJR東日本の子会社・総合車両製作所。車両の製造価格は非公表だが、実証実験のランニングコストも含めた開発費は約40億円という。

E131とFV-E991
鶴見線の一般車両E131系(左)と水素ハイブリッド電車のFV-E991系「HYBARI」(撮影:尾形文繁)
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