齋藤飛鳥が語る「ヒーロー」は意外な人物だった 乃木坂46を卒業して、生活はどう変わったのか

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そんな齋藤の姿勢には共演者からの賛辞も寄せられた。映画の完成披露イベントにて佐々木蔵之介は、「彼女は本当に頑張って見事な刑事役を演じていました。飛鳥ちゃんの演技を観て泣いていた」と、その演技力を高く評価した。

齋藤はアイドル時代からダンスやドラム演奏など多彩な表現力で広く知られている。表現者として何を大切にしているのか尋ねた時、彼女は独自の視点を語ってくれた。

齋藤飛鳥さん
(撮影:長田慶)

プレッシャーが大きいときこそ、自信を持って臨む

「正直に言うと、自分が表現者であると意識することはめったにありません。ダンスは単純に好きでやっているだけで、自分が特別うまいとは思っていません。お芝居に関しても同様で、現場での楽しみはあるものの、蔵之介さんや木村多江さんなど皆さんの演技には感動しますが、自分自身についてはつねに未熟だと感じています。

それでも、ダンスや演技をするときは、『自分には早いかもしれない』と思いながらも、自信があるように振る舞い、前向きに取り組んでいます。もともと自信を持つのは苦手でしたが、自信があるように見せることを心がけてきました。自信があるふりをすることで、徐々に『自分にもできるかもしれない』と信じられるようになりました。特に、プレッシャーが大きいときほど、自信を持って挑むことの大切さを実感しています」

『マイホームヒーロー』は、アイドル卒業後初の撮影として彼女にとって重要な転機となった。新しい役割に3カ月間挑戦し、その道のりは容易ではなかったが、共演者やスタッフの温かい支援が彼女を支えた。

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