KDDI、サミット開催地でつなぐ「光の道」

インターネットを支える海底ケーブルとは

船から降ろされたケーブルを海岸側の作業員が引き上げる「陸揚げ」

多くのユーザーが利用する、フェイスブックやツイッターなどのSNS、YouTubeをはじめとする動画配信サービス。こうしたデータがどこからやってくるのかご存じだろうか。

答えは数千キロもの海底をはうように敷設された「海底ケーブル」。中に高性能の光ファイバーが入ったケーブルで、現在、海外通信の99%が海底ケーブルを通じて行われている(そのほかは衛星通信など)。

200キロメートルのケーブルを引き上げ

そのケーブルを、海岸側の作業員が引き上げる――。6月15日、KDDIが公開したのは海底ケーブルの「陸揚げ」作業だ。ケーブルは重すぎて陸上で輸送できないため、新たにケーブルを敷設する場合、まず海側から通信設備のある中継局に引き込む方法を取っている。今回は来年のサミット開催地で、KDDIの中継局がある三重県志摩市の海岸で行われた。

午前5時過ぎ、200キロメートル分のケーブルを積んだ大型船が沖合1.2キロに到着。6時にケーブルの引き上げ作業が始まった。海岸の作業員はケーブルとつないだロープを専用の機械で牽引し、小型船の作業員やダイバーもサポートする。

ケーブルを降ろす船と連携しながら作業を進め、先端部が海岸に到達したのは約1時間半後。ケーブルは直径3センチ程度だが(場所によって異なる)、1メートル当たりの重量は3キログラムと重い。牽引用の機械があるとはいえ、手作業も多い重労働だ。

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