日本株は誰がなんと言おうと、やっぱり暴落する コロナ後の「バブルのおかわり」は3回で終了だ

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競馬である。

大変なことになった。

週末の24日(土)は「サウジカップデー」であり、昨年パンサラッサが勝って1000万ドル(当時の換算レートで13億1865万円)を獲得したサウジカップ(G1・ダート1800メートル)がある。

愛馬がサウジのG2に出走!しかも騎手は「あの男」

しかし、サウジカップデーのレースの1つに「ネオムターフカップ」(G2・芝2100メートル )というのがあり、なんとわが愛馬、ハーツコンチェルトが出走することになったのだ。しかも、鞍上はマジックマンの異名を取る、ジョアン・モレイラ騎手である。まさに″Dream comes true″ である。

個人的な話としてはそれだけなのだが、ご存じのように、年々、中東のレースに押しかける日本馬が急増しており(まさにそれでハーツコンチェルトまで行ってしまったのだが。ただし招待ではある)、今年のサウジカップデーにはなんと22頭もの日本調教馬が大挙参戦予定である。

実は、17日に行われたカタール・アミールトロフィーにも日本馬3頭が参戦した。G1やG2よりもさらに格下のG3レースであるにもかかわらず、1着賞金は142万5000ドル、2億円超である。結果は日本馬の2、3、4着で、1着は2022年の「ブリーダーズカップターフ」(G1・芝2400メートル)を勝ったレベルスロマンスだった。

ちなみに、ネオムターフカップもG2であるにもかかわらず、欧州芝最強馬の1頭ルクセンブルク(2022年のアイリッシュチャンピオンステークス・G1の勝ち馬)が急遽参戦することになった。

このように、なぜ中東に世界中の一流馬が押しかけるかというと、シンプルに賞金がバカ高いからである。ただそれだけのことだ。中東側としては、高額賞金で一流馬を釣り(招待し)、レースのレベルを上げ、早く国際G1の格付けを取り、さらに一流馬が安定して来るようにしたいのである。

ただ、問題は、そんなことをしてまで一流馬を集めたレースを中東で行うことによって、何かいいことがあるのか?ということである。

私の不勉強かもしれないが、たぶん、ない。何もない。日本であれば、日本に一流の馬を集め、それを負かすことを目標にして、日本の生産馬、調教馬のレベルを上げる。

さらに、欧米一流馬を倒すことによって、日本馬のレベルの高さを国際マーケットに知らしめ、さらに、欧米の一流競争、向こうの土俵でも勝ちまくることによって、真に世界一流の馬たちを生産する国だ、と思い知らせる。そのことによって、今後、日本で生産された馬を、世界中に高く売りつけることが可能になる。

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