ハリセンにおでん芸…令和のテレビから消えた物 ドラマ『不適切にもほどがある!』を契機に考える
令和のテレビ番組はどうなる
とあるテレビ局員は、こんな思いを回顧する。
「世界各地の秘境を旅する『川口浩探検隊』シリーズが、大好きでした。ジャングルでたくさんのヘビに囲まれて危ない! と手に汗を握って見ていると、マングースを放ってピンチを回避する(笑)。番組はヤラセだったと明らかになっていますが、私はこうした過剰演出が悪いとは思いません。ドキドキ、ワクワクできるんですから。子どもたちに、夢を与えていた部分もあったはず。それも今やったら、大問題ですけどね……」
テレビの底力に期待したいが……。
鎮目博道 テレビプロデューサー。1992年テレビ朝日に入社。報道番組プロデューサーなどを経て、『ABEMA』立ち上げに参画し2019年に独立。著書に『腐ったテレビに誰がした?「中の人」による検証と考察』(光文社)など。
マッコイ斉藤 テレビディレクター。人気番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の総合演出を手がけ『全落・水落シリーズ』『男気ジャンケン』などのヒット企画を生み出した。著書に『非エリートの勝負学』(サンクチュアリ出版)など。
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