五反田へ乗り入れている鉄道にはもう1つ、東急池上線がある。前身の池上電気鉄道の手により、1928年に大崎広小路―五反田間が開業。蒲田―五反田間が全通した。
![大崎広小路](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/8/e/570/img_8e5f7c63cde31be36f3ae6521619a4f0435262.jpg)
池上電気鉄道の最初の終着駅だった大崎広小路(筆者撮影)
当初の計画では大崎広小路が終点で、五反田駅とは目黒川を渡って徒歩連絡とする予定となっていたが、やはり不便なので、わずか0.3kmの駅間距離ながら五反田駅が設けられた。
JR駅をまたぐ名物高架駅
その際、同社はさらに白金や品川方面への延伸を構想していたため、鉄骨造りの高架橋で山手線をまたぐ形で駅を建設した。しかし計画倒れに終わり、現在の東急電鉄への合併後も実現せず、高架駅だけが名物として残った。
![東急五反田駅](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/2/570/img_d26cf7d70dd11de7b96637b7a1402a6d567134.jpg)
ビルの4階に匹敵する高さの東急池上線の五反田駅(筆者撮影)
![東急五反田駅の鉄骨柱](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/3/7/570/img_37d44535d4bd717738d846a22516a8a2580508.jpg)
東急五反田駅を支えるクラシカルな鉄骨柱(筆者撮影)
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