メルマガをただ送り続けている企業の落とし穴 やり方次第で信頼度と売り上げをアップできる

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ある化粧品販売会社は、会員向けに発行している冊子でのご案内を中心に行っていましたが、年々効果が薄れているというご相談をいただき、メルマガの発行をおすすめしました。

その会社ではメルマガの発信を行ったことがあまりなく、メルマガはあまり効果がないと思っていました。そこで、美習慣に関するお役立ち情報のメルマガを開始し、会社にとっての 〔メイン商品〕である美容クリームが即日完売。 メルマガでこんなに反響があるとは思っていなかったと喜んでいただけました。

「売れている感」を伝えることも大切

弁慶丸の河西さんも、メルマガではほとんど売り込んでいませんでした。漁師の近況や水揚げ状況、美味しいカニの見分け方をアドバイスしたあと「もし良かったら購入してくださいね」という程度だったのです。それでもファンの読者は多く、販売も順調でした。

さらに販売数を伸ばすために、メールのはじめに「松葉ガニの先行予約始めます!」「○月から魚の水揚げが増えてきます」「累計販売セット数が、77777セットを突破いたしました!!」といった内容のメールを配信していただき、今の季節にしか手に入らないお魚の情報をお送りすることで、販売数をさらに伸ばすことができました。

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このように「売れている感」を伝えることも大切です。

映画の告知もそうで、「○月○日公開決定!!」「公開1週間で観客動員数100万人突破!」とドーンとPRしている作品は気になります。

マーケティングも同じで、「売れている感」 を伝えることも大事。そのうえで、予告、告知、フォローアップをきっちりしたほうが〔信頼〕を与えます。

ただし、画像やリンクが多いメールはプロモーションと判断されて迷惑メールに入ることもあるので要注意。画像は1通3画像まで、リンクも3〜4つまでとするのが妥当です。

本物の商品を提供したい人ほど謙虚で素晴らしい人です。配信も謙虚になりがちですが、ここは割り切って売り込みも大事だと再認識してください。

谷田部 敦 FunTre社長、マーケティングカレッジ会長

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やたべ あつし / Atushi Yatabe

2009年、東京大学大学院理学系研究科卒業、大手外資系メーカー(BASF Japan)に就職、海外の輸出入業に携わり、欧米やアジアで新規ビジネス創出に携わる。2011年、同社を創立。「本物を世界に。」を理念に、埋もれている技術、研究、サービス、文化を、デジタルマーケティングを使って世の中に発信する方法を研究、開発している。大手の建設会社や化学メーカーをはじめ、中小企業の飲食店、美容院など、約950社のWEBマーケティングのコンサルティングに携わる。

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