メルマガをただ送り続けている企業の落とし穴 やり方次第で信頼度と売り上げをアップできる
多くのファンがついた理由のひとつは、漁師生活のリアルな日常やその日の水揚げ状況、魚の美味しい食べ方など情報満載のメルマガ「脱サラ船酔い漁師からの手紙」の配信。このタイトルだけでもおもしろいと思いませんか? 「いよいよ松葉ガニ解禁です!」とメール配信すると、売り切れる前に美味しい松葉ガニを食べたいと急いで注文する読者が多いようです(そのためよく売り切れています)。
河西さんが顧客から絶大な〔信頼〕を得ているのは、熱のこもったメルマガから漁師としてのプロ意識と専門知識、魚への愛、仕事愛など「本物感」が伝わってくるからでしょう。どんな人が獲ったどんな魚で、どんな風に食べれば美味しいのか、1から100まですべてわかる本気度MAXのメルマガです。
プロの「本気」は本物志向のユーザーから支持される
同じように「本物」のスイーツを自分でつくって楽しめる「はかりのいらないお菓子教室」も、メルマガ配信で売り上げが伸びました。代表は辻口博啓シェフのもとで修行し、腕を磨いたパティシエールの有希乃さん。確かな腕とともに、とても人気のお菓子教室を開かれていました。
未経験者でもホテルのスイーツを家庭でつくれる無料メールレッスンを配信していた有希乃さんは、コロナ禍でお菓子教室を開けなくなったときに、新しい試みであるお菓子づくりを動画だけで学べるコースを発売しました。お菓子づくりの材料とラッピング用品がセットで送られる動画コースがおよそ300人の方に購入され、販売開始後間もなく売り切れになりました。クリスマスやバレンタインなど季節に合わせたスイーツも好評で、中高年の男性受講者もケーキづくりに挑戦して家族に喜ばれたそうです。
誰でもプロっぽく仕上がるところがこのお菓子教室の強み。リアルレッスンも含めると、日本全国、ほか海外からも延べ5000人がレッスンに参加しています。
その道のプロが「本気」でメルマガを配信すると本物志向のユーザーから支持されます。実際、そういうメルマガは読者のコメント欄にも共感や感動の声が多いのです。
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