「日経平均2万円」でも、株を買っていいのか 投資する時の「リスクのとり方」を教えよう

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5月31日にはダービー、6月7日は安田記念と華やかなGⅠレースが終わり、週末は府中(東京競馬場)の芝1800mで行われるGⅢ競争、エプソムカップ(14日11R)だ。地味な感じは否めないが、馬券の勝負にレースの大小は関係ない。

ごく稀に後の「世界最強馬」ジャスタウェイのような馬が出走することがあるが、おおむねはGⅠでは今一歩足りない古馬達が競う。サラリーマンの出世競争でいうと、社長候補が既に役員になった後に、新旧の部長さん達が役員の最後の椅子を争うようなイメージだろうか。出走馬の力量は拮抗していることが多い。

ただし、コースは紛れの少ない府中の1800mだし、ハンデ戦ではない別定戦なので、馬券が大荒れになることは少ない。

エプソムカップの本命はサトノアラジンで

ディープインパクト産駒は、東では府中、西では京都がホームコースだが、今回の有力馬も同馬の産句が多い。中から、鞍上にルメール騎手を得たサトノアラジンを本命に採る。

前走、同コースで好タイム勝ちしているし、前走、前々走と上がり3ハロン(600メートル)出走馬中最速を記録しつつ、差し切る競馬が板に付いてきた。

対抗には、近走不調で人気薄となろうが、一昨年のNHKマイル勝ち馬マイネルホウオウを抜擢する。そろそろ復活していい頃であり、エプソムカップではこの種の馬が好走することがよくある。

単穴はオープン昇級後4走、勝てないまでも掲示板を外していない(5着以内)フルーキーで行きたい。前々走に府中の東京新聞杯(GⅢ)で後の安田記念2着馬ヴァンセンヌに2分の1馬身差の好走がある。

以下、人気となろうが逃げて強いエイシンヒカリ、昨年の本レースの覇者ディサイファのディープ産句2頭が押さえだ。

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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