TBS「Eye Love You」韓ドラ要素てんこ盛りの勝算 初回視聴率5.5%だったが、SNSで大きく話題に

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本作のプロデューサーの1人は、韓国出身で韓国の大手コングロマリット傘下のエンターテインメント系企業・CJ ENMでドラマやバラエティの制作に携わっていた、TBSテレビの車賢智(チャ・ヒョンジ)さん。

韓国ではサスペンスや刑事ドラマを手がけており、ラブストーリーは本作が初めてとのことだが「私の周りにも韓国人男性との恋愛に興味がある日本人女性が少なくないので、このドラマを通じて彼女たちの期待に応えることができたら嬉しいなと。積極的にアプローチする韓国人男性ならではの恋愛ネタもたくさん入れました」(TBS Innovation Landインタビュー記事より)とし、脚本作りから撮影現場でのコミュニケーションまで、韓国ラブストーリーの要素を日本の連続ドラマに融合させる大きな役割を担った。

アジアでのヒット波及にも期待

韓国ドラマのリメイクは、『六本木クラス』のほか『グッド・ドクター』『シグナル』『ボイス』『美男ですね』など日本でも無数にある。そんななか本作は、既存の枠を超えて、本場の経験値を持つプロデューサーとキャストが参画し、日韓ラブストーリーという新たなカテゴリへ挑んだ、意義のある作品になる。

本作制作陣には、韓国ドラマ人気の下地がある日本はもちろん、チェ・ジョンヒョプ人気の高い韓国のほか、アジアへ波及するヒットへの期待もあるに違いない。

そんな本作が日本ドラマシーンの新たな地平を切り開くことを期待しつつ、第2話以降も注目したい。

(視聴率は関東地区、ビデオリサーチの調べ)

武井 保之 ライター

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たけい・やすゆき / Takei Yasuyuki

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

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