ういういさんは25歳にして700万円の貯蓄がある。節約貯金関連でよく話題に上がるのが「若いときからコツコツ貯金すべきか、若いときこそお金をつかうべきか」といった議論だ。
「将来何があるかわからないから貯金して備えたほうがいい」と考える人がいる一方で、「若いうちにお金を使う経験は、年をとってからのそれよりも価値がある」という意見もある。ういういさんの考えはどうだろうか?
若いときから貯金すべきか、使うべきか?
「人生は一度きりなので、確かに自分の欲求に逆らってまでする節約はもったいないと思います。けれど、自分の無理ない範囲で節約していくスキルは、若いうちに身に付けておいたほうがいいし、後々自分のためになるんじゃないかなと考えています」
いったん生活レベルを上げてしまうと、後から下げるのは大変である。もともと生活レベルが低ければ不測の事態にも備えやすいし、余裕が出たら生活レベルを上げることだって可能だ。若いうちに限られた予算で工夫したり、やりくりする能力は、一生を通して自分を支えてくれる土台になりうる。
ういういさんのお金に対する価値観は、どのように形成されていったのだろうか? 前回の記事でも紹介したが、節約を強く意識するようになったのは自分で稼ぐようになった社会人頃からで、子どもの頃からとりわけ節約に敏感だったわけではないという。しかし、親の影響というのは大きいものだ。ういういさんにも、無意識レベルで体にしみこんでいる親の教えはありそうだ。
ういういさんの家庭では、月ごとのお小遣いはなく、「この家事を手伝ったら〇円もらえる」といった制度もなかったという。
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