台湾総統選で与党勝利なら、中国が介入を活発化 投開票日は13日、軍事的圧力の強化も

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台湾総統選の投票結果である1月13日まであとわずかとなった(写真:FNNプライムオンライン)
自民党の佐藤正久元外務副大臣は7日、フジテレビ系『日曜報道 THE PRIME』(日曜午前7時30分)に出演し、13日の投開票日まで1週間を切った台湾総統選挙に関し、親米路線の与党・民進党の頼清徳(らい・せいとく)候補が勝利した場合、「5月20日の総統就任式までの間、中国による軍事的圧力を含む介入が活発化する」との見通しを示した。
総統選について佐藤氏は、すでに中国が介入しているとの見方を示した上で、「独立派の頼清徳候補に加え、より独立派の(副総統候補の)蕭美琴(しょう・びきん)氏のコンビに対し、中国はものすごく批判をしている」と述べ、民進党勝利ならさらに介入を活発化させる可能性に言及した。
一方、羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故をめぐり、番組コメンテーターの橋下徹氏(弁護士、元大阪府知事)は、原因究明と再発防止のために関係者の刑事免責を可能とする法整備の必要性を訴えた。佐藤氏は「重く受け止める」と応じた。

日本航空と海上保安庁航空機衝突事故

以下、番組での主なやりとり。

梅津弥英子キャスター(フジテレビアナウンサー):1月2日に羽田空港で起きた衝突事故では、日本航空機の乗客乗員379人全員が脱出した。

FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」(運営:フジテレビ)の提供記事です

松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):今回の事故では、海保機の機長が管制塔とのやりとりで(滑走路に)進入していいという認識でいたという証言をしているようだが、実際に進入した場合にそれを知らせる管制塔側のシステムがうまく機能していなかったという。いくつかのヒューマンエラーが重なった上の不幸な事故という側面がある。再発防止をどうするか。

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