2024年の日本株は「方向感が出にくい年」になる 「甲辰(きのえたつ)」の年で考える日経平均
また下落した年は、国のトップ辞任、金融不安(証券不況や生命保険の破綻)などがきっかけとなっていることが多い。2024年の辰年は、何かこうした出来事があるのだろうか。上昇の年になるのか、下落の年になるかを見極めたい。
甲年の上昇時は「市場改革」「為替」などがキーワード
一方、西暦なら末尾に「4」がつく甲の年の相場はどうだろうか。甲年は、平均騰落率では+3.8%と十干中8位と結果は今ひとつだが、勝率でみると4勝3敗と6~7位と結果は平均的だ。年間騰落率や主な事件は以下のとおりだ。
こうしてみると、日経平均株価が上昇した年は、民営化(電電公社)やM&A(企業の再生機構の活用・企業統合・企業買収)による株式市場改革や、日本の金融緩和や協調介入(円高是正)などがきっかけになっているようだ。
また、下落した年は国のトップ辞任や政局不安、金融不安(証券不況や生命保険の破綻)などがきっかけとなっていることが多い。2024年の甲年は、こうした出来事があるのか。どのような年になるのかを見極めたい。
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