東武伊勢崎線「栃木県区間」足利市に何がある? 多々良―野州山辺間、県駅前は産業団地造成中

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「東武和泉駅はもう足利の市街地ですね。渡良瀬川の河川敷にも近く、かつては砂利輸送の線路が分かれていたそうです。いまは駅の近くにある足利大学附属高校の通学客が多いですね」(宮田駅長)

県駅がそうであったように、東武和泉駅も駅舎を出ると目の前にはずらりと自転車また自転車。わざわざフェンスなどで囲った駐輪場などを設けずとも、駅前のちょっとした空きスペースを活用できる。このあたり、学生さんたちのマナーがよいからなのか、土地に余裕があるからなのか。少なくとも都心の駅前ではこうはいかない。

東武和泉駅
駅前にはずらりと自転車が並ぶ東武和泉駅。学生のための駅である(撮影:鼠入昌史)

足利市と野州山辺は高架駅

東武和泉駅を出てからほどなく高架に駆け上り、そのまま渡良瀬川をかすめるように走って足利市駅、そして野州山辺駅。この駅までが、高架の駅だ。

「いまもまだ、高架化する前にあった地上時代の線路跡が残っていますよ。そこを辿るようにして歩いてみるのもいいかもしれませんね。野州山辺駅からは、かつて砂利輸送のための線路が分岐していました。ただ、その跡は……もう見つけることはできません。昔は駅の目の前にも工場があったようですが、いまは商業施設や住宅地になっています」(宮田駅長)

足利市―野州山辺間
高架の線路の脇のスペースは地上時代の線路跡(撮影:鼠入昌史)
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