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東武伊勢崎線「栃木県区間」足利市に何がある? 多々良―野州山辺間、県駅前は産業団地造成中

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「そもそも、当時の東武鉄道は渡良瀬川の向こう側に線路を延ばそうとしていたらしいんです。でも、それがうまくいかなくて、将来の太田・伊勢崎方面への延伸も考えて現在の場所になった。ただ、足利の古くからの市街地は川の向こう側。なので、最初は船を並べて板を渡した橋を架けて市街地と結んでいたそうです」(宮田駅長)

その橋は、いつしか立派な橋に架けかわり、その名は「中橋」。足利学校や鑁阿寺(ばんなじ)、織姫神社などの名所旧跡が集まる渡良瀬川北側の市街地と足利市駅を連絡している。ちなみに、足利市駅の接近メロディにもなっている森高千里『渡良瀬橋』の“聖地”も、渡良瀬川の北側だ。

「繊維業を中心に、小さな工場がたくさんあるような地域でしたからね。昔の足利市駅では貨物もかなり扱っていたようです」(宮田駅長)

足利市駅の宮田和広駅長。2023年10月に東上線東松山駅から異動してきた(撮影:鼠入昌史)

渡良瀬橋の隣の橋

現在の足利市駅は1980年に高架化され、駅前には大きなホテルが建つ。さらにそのすぐ向こう側には渡良瀬川。土手からは川向こうの市街地が望め、中橋を行き交うクルマの流れもよくわかる。森高千里の歌に出てくる渡良瀬橋は、この中橋より1つ上流側に架かっている橋のことである。

足利市駅の北側では中橋の架け替え工事中。現在の中橋は将来、人道橋として再活用される予定だ(撮影:鼠入昌史)

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